hollyの音楽室

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U2「New Years Day」1983

あけましておめでとうございます。今年も『hollyの音楽室~ロック名曲ぶったぎり』をよろしくお願いいたします。

さて新年ソングと言えばやはり今日は U2の「New Years Day」を紹介します。スティーブ・リリーホワイトのプロデュースによる U2初期の3枚の中で最も重要な作品『War』(1983年)からの一曲です。

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初期の3枚は演奏は荒削りながらも社会問題や宗教観をストレートに表現する姿勢と、エッジによる今まで聴いたこともないようなギター、そしてボノの絶叫が当時のポスト・パンクの音の中では異彩を放っていたのです。特に3rdアルバムの『War』がもっともその特徴が際立った作品です。

1u2.jpg

この「New Years Day」はポーランドの民主化運動に貢献した労働者組織「連帯」を歌った曲。第二次世界大戦後にポーランドは共産主義国家となり、ソ連の影響下で抑圧的な政治体制を維持している一方で、市民による民主化運動が止むことはなく、1978年にヨハネ・パウロ2世(ポーランド出身)がローマ教皇に就任したことで国民の反ソ意識は大きく高まります。民主化運動の中心となっていたのが労働者組織「連帯」で政府からは非合法組織と見られ戒厳令がしかれ、レフ・ワレサ議長をはじめとする組織のメンバーは投獄され、家族と離ればなれにされる状態を強いられてきたのです。

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歌詞に出てくる "Under the Blood Red Sky" は "赤"、すなわち共産主義を示唆しているものと思われます。偶然ではあるのでしょうが、この「New Years Day」がシングルとして発売された1983年1月に戒厳令は解かれ、当時のペレストロイカと呼ばれる民主化政策がきっかけとなり「連帯」は力を伸ばし、ポーランドはその後自由選挙の実施に成功し、1990年には「連帯」のレフ・ワレサ議長が国民の直接投票で選ばれた初の大統領となりました。

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ピアノを中心にしたアレンジなのですが、ライブではエッジがギターとピアノ(YamahaのCP-70か?)を同時に弾くという強引な方法で乗り切っているのがスゴイのだ。

アルバム『WAR』はいろんなレベルにある戦いを扱ったものなんだ。国と国との戦いだけでなく、ひとつの国の中だって戦いはある。市民権の戦いもあれば、人と人同志の戦い、そして、男女間の戦いもね。都市に暮らすことの戦いもあれば、十分な給料をもらえずに工場で働かなきゃいけない戦いもある。・・・でも、決して否定的なアルバムなんかじゃないんだよ。つまり、愛ということについて、あそこには愛がぎっしり詰まっている  by Bono




hollyの勝手に訳詞「新年の日」

静まり返った新年の日
世界は雪で白く染まっていく
僕は君と一緒にいたい
朝から晩まで一緒にいたい
新年だってのに何も変わらないのだ

僕はもう一度 君と一緒にいたい
僕はもう一度 君と一緒にいたい

共産主義の下で
人々は二つの陣営に分かれ
選ばれた者たちは武装する
新聞はそれは真実なのだと
書きたてる
僕たちはやり遂げる
二つに引き裂かれても
ひとつになれるんだ

もう一度やり直すんだ
もう一度やり直すんだ

その時が来た
今夜こそがその時だ

僕はもう一度 君と一緒にいたい
僕はもう一度 君と一緒にいたい

今が黄金時代なんだと聞かされてきた
何が黄金だ そんなの戦争するための言い訳だろ
僕は君と一緒にいたい
朝から晩まで一緒にいたいけれど
年が明けても何も変わらないのだ



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テーマ:ロック - ジャンル:音楽

  1. 2011/01/01(土) 23:21:50|
  2. ロック名曲ぶったぎり
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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