hollyの音楽室

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Lou Reed & Metallica 「Iced Honey」2011

誰かが私のために自殺したって私の価値は下がったりしない 
(オペラ "ルル" 第二幕より)

ついに待ちに待ったルー・リードの新譜が出ました。ずっとライブは精力的に継続してやっていたのですが、スタジオ盤としては2003年の『The Raven』以来の実に8年ぶりの作品です。

LoutallicaLulu.jpg

なんとソロではなく Lou Reed & Metallica 名義でのリリース。完全に異種格闘技的な作品と予想していたのですが意外にもルー・リードとメタリカの組み合わせも全く違和感なく仕上がっています。もろヘヴィメタ風の音の曲もあるのですが、ルー・リードの世界観が押し切っているというかマッチしているのです。

Lou-Reed-Metallica.jpg

音の感触としては96年の『Set The Twilight Reeling』を思い出させる感じで、あの手触りをさらに突き進めた音という印象です。2枚組 87:12 でありながら10曲しか入っていないのも驚き。長い曲も多いのですがルー・リードのファンなら難なく聴けてしまう刺激的な作品です。むしろメタリカのファンはこの作品をどう受け止めたのか知りたいと思います。8分~19分という長い曲が半数を占めるこのアルバムから今日は比較的コンパクトに仕上がった曲「Iced Honey」を紹介します。

Metallica-and-Lou-Reed.jpg

このアルバム『Lulu』は、ドイツ表現主義の劇作家、フランク・ヴェーデキントの戯曲『地霊』と『パンドラの箱』にインスパイアされた作品とか。『地霊』と『パンドラの箱』はルル二部作と呼ばれており、この二つを合わせてオーストリアの作曲家アルバン・ベルグが脚本・作曲して『ルル』というオペラ作品として発表しているのが有名。

三幕構成のこのオペラは貧民街出身のルルという売春婦の栄華からどん底までを描いたもの。とにかくやたらと人が死んだり自殺したりするオペラで、最後はルル自身が客によりナイフで虐殺されて終わるというとんでもないオペラなのです。

MembersofMetallicarehearsing.jpg

クレジットこそメタリカに敬意を表して "Lou Reed & Metallica" になってはいますが、これは完全にルー・リードの新譜と考えてよいでしょう。ルー・リード自身も「これまでに自分が手掛けた最高の音楽」と語っています。もうちょっと聴き込まないと最終的な評価はできませんが、もしかしたらこれは21世紀の『Berlin』と言っても語弊のない名作なのかもしれません。




holly の勝手に訳詞「冷たいお前」

蝶を捕まえるなんてムリだ
どんなに努力しても お前が何者でも
月には手が届かないし 太陽にも星にも届かない
お前が何者であっても
冷たいお前

オレはといえばいままで100万もの策略を試みてきた
冷静に生きて やりとげるために
炎のように熱くなることもなく
浮かぶ氷のように誇らしい
冷たいお前

もし蝶も蜂も捕まえられなくても
もし自分の心をコントロールできなくても
どんなに魂や心が揺らいでも
オレはそんなもの木にぶつけるだけだ
燃える心がロクでもないものだとしても
冷たいお前

もし蝶を捕まえられなくても
もし暴力によって殺されたとしても
もしお前が誰かを最悪の気分にさせたとしても

ひどい気分で叫ぶこともできなくて
お前はすでに死にかけてる
こんな死に方はイヤだろう
お前は「こんにちは」の代わりに「さようなら」という

お前のエネルギーが尽きていっても
誰もがお前を知らなくても
お前みたいなヤツでも傷つくんだな
愛の物語がすべての始まり

オレはずっとこのやり方でやってきた
選択ではなく必然なのだ
オレには幸せなんか手に入れられない
心も拳もオレのものじゃない

たとえ蝶を捕まえられなくても
自分自身の居場所がわからなくても気にするな
ここは地獄か三途の川か
お前の愛情は空振りなのだ

お前が何を言おうと何をしようと
心はおまえのそばを蝶のように飛び去るだけ
言うべきこともないし やるべきこともない
氷がとけていくのを見つめるだけ
冷たいお前





 
 

テーマ:ロック - ジャンル:音楽

  1. 2011/11/08(火) 22:57:00|
  2. ロック名曲ぶったぎり
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

御大凄い

70歳にもなろうかというルー・リードが新譜とは!!
それもメタリカと一緒に・・・とにかく凄いですね!!

ネットにアップされてあったスタジオライブ画像は殆ど観ましたが
個人的には余り好きでなかったルー・リードの中では
非常に聞き易く、かといって独特の雰囲気は健在で楽しめました。
ベルベットや問題作過ぎるソロよりイイのでは?!(笑)

メタリカがルー・リードに心酔しているんでしょうね?
何とも不可解な組合せながら、サウンドはご機嫌ですね。
全く知らなかっただけにアップに改めて感謝です(笑)では、では。
  1. 2012/02/01(水) 12:29:43 |
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  3. code name T #obWbQ39E
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