hollyの音楽室

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Joni Mitchell「Woodstock」1970

僕はジョニ・ミッチェルが大好きです。今日は『Ladies of the Canyon』(70年)から、大好きな曲「Woodstock」を紹介します。

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この曲は 69年8月15日~17日までの3日間に開催されたウッドストック・フェスティバルを歌ったもの。Crosby, Stills, Nash & Young がカバーしたバージョンは映画『ウッドストック』の中でもテーマソング的な扱いを受けていました。CSN & Y の有名なカバーはポップなアレンジとコーラスでそれはそれで大好きなのですが、ジョニ・ミッチェルのオリジナル・バージョンはピンと張りつめた感じが魅力です。

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ジョニ・ミッチェルはTV出演があったため、ウッドストック・フェスティバルには出演しておらずその場にも行っていません。出演したグラハム・ナッシュ(当時の恋人)からウッドストックの話を聞いて書き上げた曲です。

60年代最後の夏に『愛と平和と自由』を掲げたウッドストック・フェスティバルですが、そこに集結した人々の数は40万人とも50万人とも言われており、事前に18万6000枚のチケットが売れたものの、人が来すぎて大半が入場料金を払わずに入場したため、事実上は無料イベントの様相を呈していたのです。

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映画『Woodstock』の前半部分を観ると参加した人々はその時は本気で自分たちがアメリカを変え世界を変えることができるし、またそうなるべきだと思っていたのかもしれないと思います。しかしラストのジミ・ヘンドリックスの出演は出番が押しに押して18日月曜日の早朝となってしまっており、大半の客が現実に戻るために会場を次々に立ち去っていきます。残されたのは夢の残骸と虚脱感そして大量のゴミと残骸だけだったのです。

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ウッドストックの負の遺産として、50万人もの客を動員してしまったことで企業や資本家、レコード会社が「これは金になる」と気づかさせてしまったことがあげられます。翌年に開催されたワイト島ロック・フェスティバルは60万人の観衆からしっかりと入場料を取り「ロックは反商業主義のはずだ」「そんなに金儲けしたいのか」という罵声とともに観客が暴徒化し、フィールドを仕切る壁をぶち壊し、無秩序状態になりました。この瞬間、ラブ&ピースの夢は崩壊したといえるでしょう。

Crosby, Stills, Nash & Young のカバー・バージョンしか聴いたことがない方はぜひジョニ・ミッチェルの「Woodstock」を聴いてください。同じメロディー、同じ歌詞ながらあまりにも肌触りの違う音に驚きます。ウッドストック幻想の崩壊とその後のロックの変化を見据えていたのではないかと思わせるほどの冷静な第三者的な目線での音と歌詞のギャップは一聴の価値ありです。

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エレピ弾き語りの『Ladies of the Canyon』(70年)、ライブ盤『Miles of Aisles』(74年)でのファンキーなプレイ、ライブ盤『Shadows & Light』(80年)でのパット・メセニーと二人での演奏、『Travelogue』(02年)でのオーケストラをバックにしたバージョン、どれも素晴らしい出来です。





holly の勝手に訳詞「ウッドストック」

わたしは神の子と出会ったの
彼は道ばたを歩いてた
わたしが どこへ行くの? と訊くと
彼はこう答えた
ヤスガーの農場に行くんだ
ロックンロール・バンドを観に行くんだ
向こうでキャンプをするんだよ
自分の魂を自由にしてみようと思うんだ

わたしたちは星屑
わたしたちは黄金
あの農場に戻って
わたしたちは自分自身を取り戻す

だったら 一緒に行ってもいい?
都会はもうたくさんなの
自分が歯車みたいな気がして
毎年そういう時期があるのかもね
それとも もしかして人類がそういう時期なのかも
あたしは自分自身を見失ってる
でも生きているって学ぶことだものね

わたしたちは星屑
わたしたちは黄金
あの農場に戻って
わたしたちは自分自身を取り戻す

ウッドストックに着くころには
私たちは50万人の大群になっていた
いたるところに歌があり 祝典があった
そこでわたしは爆撃機の夢をみたの
ショットガンにまたがった人が空を飛んでるのよ
そしてそれは蝶々になった
わたしたちのこの国の上空で

わたしたちは星屑
何億年という年月を経た炭素
わたしたちは黄金
悪魔との取り引きにしばられた
だからあの農場に戻って
自分自身を取り戻さなくては






 
 
 
 

テーマ:ロック - ジャンル:音楽

  1. 2011/11/23(水) 19:38:14|
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